『どう見られているか?を乗り越える 映画ワンチャンスから見る「自分らしさの在り方」~』
- k.inui
- 2020年12月22日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年4月9日
こんにちは、ラーニングファシリテーターの辰巳洋大です。
昨日、一緒に働いている人の身に心配な出来事がありました。
時々、耳が聞こえなくなるんですよね。でも、明日の準備もできていないのに病院に行くなんてできません。
自分の身体のことが心配なのはわかっている。でも、明日のやるべきことがうまく回っている感覚が得られない中、自分のために時間を使うことはできない。
焦りと不安が渦巻いている様子でした。
その日は、みんなからの後押しもあり、なんとか病院に行った同僚。
翌日、「ストレスによる難聴」と診断されたんです。でも、今日はやることをやらないと…。
そんな言葉に、働き始めたころの自分自身の姿を重ねてみてしまいました。
明日がやってくるのが不安になり、休みの日でも毎日仕事をしにやってきてしまう。
「自分は周りからどんなふうに見られているのだろうか。」
考えれば考えるほど怖く感じ、準備すれば不安から逃れられるかもと思って夜の12時まで働き、頑張り続けるもののうまくいかない。
結果として、明日職場に行くことが怖くなってしまう。そんな日々が続いていました。
周りの目線を気にして、自分自身がどんどん不安になってしまう。
それは、「自分がどう見られているか不安なあまり、自分自身を出せなくなってしまった青年」の物語が、「見た目が醜悪だけれども、最高の美声の持ち主の物語」の中にも描かれていました。
映画のタイトルは
「ワンチャンス」
幼少期にはいじめられ、見た目は醜悪。携帯ショップで何とか働き、生きる
彼には、「オペラ歌手になる」という夢があった。そんな彼に、オーディションの機会が訪れる。全ての人が、なぜ出てきたんだ?と思う中、彼は一世一代の大勝負に挑み、生きていく中で自らが築き上げてきた壁を1つずつ乗り越えていく物語。
この物語を通じて、私たちは「他者によって傷つけられることがあれば、他者によって未来を築き上げることもできる。」ことを感じさせてくれます。
そして、苦しんでいるあなたにも、あったかい声をかけ、応援をしてくれている人がいることを感じさせてくれる映画です。
「できないこと・劣っていること」に目を向けてばかりいるのではなく、自分が見つけた「ワンチャンス」に挑んでみることの大切さを。そして、周りは敵ばかりではなく、あなたの頑張りを見守ってくれている人もいることを教えてくれる本作。
あなたの人への見方・考え方を見直す良いヒントがギュッと詰まった素敵な映画です。
師走の忙しい日々の中ですが、ふっと息抜きに、あったかい気持ちになる時間を過ごしてもらえれば幸いです。
さらに言えば、映画で語るキャリア塾の中で、映画で得た気づきを語り合い、よりよく生きていくためのヒントを共有できる時間を楽しみにしております。
Comments