10月1日に映画で語ろう会は、「プラダを着た悪魔」で語りあった。
本映画は、ジャーナリスト志望の主人公が悪魔のような最悪の上司の下で前向きに頑張る姿を描いた物語で、主演はメリル・ストリープ、アン・ハサウェイ。
猛烈キャリアウーマンのミランダ(=メリル・ストリープ)は、仕事で徹底的な成果を上げて社会評価も高い。ただ、家庭では離婚を繰り返す。一方、駆け出しの部下アンディ(アン・ハサウエイ)はミランダを批判しつつも仕事を自分の夢の手段として捉えていた。しかし、彼女の影響をうけて競争に勝つ、仕事の成果優先の働き方をし、恋人、友人からは離れられてしまう。最後アンディは世に出るチャンスを放棄し、会社を辞めて自分の大切な恋人と会い、自分のライフスタイルを取り戻す選択をしていった。
二人は違う生き方、対照的であった。しかし、アンディがミランダから真に影響を受けていた
『同じ』 ものがあった。
それは、『自己決定、自分で選択する生き方ではなかったか!?』 アンディは、中盤まで「仕方なかったのよ」と「これは自分のせいではない」と言い続けてたけれど、最終、アンディは初めて自分の意思で覚悟をきめて辞めた。
自己決定、つまり、自分の責任において人生を主体的に選ぶ生き方に強いメッセージを感じた。しかし、このような生き方をするには能力、できることのキャパシティを広げていくこと、そして身の回りの仲間を大切にしておく、このことが世の中や他人に振り回されすぎない生き方ができるように思う・・・。(坂田 2024.10.11)
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