何度も観てしまう映画なんです。
今回ご紹介する映画は、本の出版をサポートするライターさんからのおすすめ映画です。
皆さんは、どの映画を観ようかと考える時、どんな基準で選んでおられますか?
観たい気分で選ぶ。その時に得たい感情から考えてみる。 おすすめ欄に出てきたものを片っ端から見る。
きっと、色々な選び方がありますよね。
でも、人のおすすめ映画を観る。という時間もとてもいいものですよ。
映画との出会いは一期一会。数限りないほどある映画の中から、今この瞬間に出会うことのできた作品から、色んなメッセージを受け取ってみる。
この記事を読んでおられる皆様にも、そんな感覚をちょっとでも味わっていただければ嬉しいです!
それでは、いつもの通り、紹介に入っていきますね。
1.映画 リトル・ダンサー あらすじは?
本作はイギリスの炭鉱町に住む1人の男の子が主人公です。
祖父の代から続けてきたボクシングジムに通わされていた主人公。
ある日、練習会場の都合で、隣のスペースでバレエ教室が開かれることになります。
「バレエなんて女がするもんなんだろ。」
そんな思いを持ちつつも、バレエを習う同級生にやりたい気持ちを見抜かれた主人公。
父には秘密でボクシングに参加するためのお金を使ってバレエの練習に参加していきます。
そんなある日、ボクシングのコーチが、最近練習に来ていないことを父に伝えてしまいます。
激昂する父は、主人公に教室に通うことを禁じてしまいます。
父の言葉に、めきめき実力をつけていた主人公は通うことを諦めようとしてしまいます。
炭鉱で働く父と兄は、妻(母)を亡くし、組合員の一員としてストライキ運動に従事する中で、荒んだ態度で過ごしていました。
未来に希望を見いだせない家族が、主人公の思いとどう向き合い、どのように変化していくのか。
現在AmazonPrimeにて視聴可能です!
ぜひ、ご覧になってみてくださいね!
2.映画 リトル・ダンサー に思う「大人の影響力」の高さ
子どもにとって、家族の言葉は重いものでした。
「父に逆らうな」 ・ 「抵抗したらどうなるかわかってるのか」 「教室には行くな。ばあさんの面倒を見てろ」
母を亡くし、未来への希望を失っていた父にとって、不満のはけ口は子どもに向かっていました。
思った通りに動かないことに対してイライラを募らせ、子どもの思いをないがしろにし続けた父。
そんな父に、主人公が抵抗できたのは、バレエの先生という母の代わりをする人がいたからでした。
父の反対を知りながら、無料で個人レッスンを受けさせ続ける。
主人公にひどい言葉を浴びせかけられたとしても、グッとこらえ受けとめながら向き合っていきます。
子どもが夢を追い続ける上で、「大人の影響力」の大きさを感じずにはいられませんでした。
大人がどう関わるかによって、子どもの運命は大きく変わっていく。
子どもがいくら飛び出したいと思っても、飛び出せる世界には限界がある。
バレエの先生が、ロンドンという都市にあるバレエの学校の世界を見せたから、新たな選択肢や生き方は生まれていました。
それは父と関わり、ボクシングをしているだけでは決して得られない世界の広がり方でした。
3.私たちは「無知」とどう付き合っていくのか?
主人公にとって、父や兄といった家族は、自身の夢の邪魔をする敵のような存在になってしまいました。
炭鉱夫としての人生を歩んできた2人にとって、男がバレエの世界で生きる未来を想像することはできなかったからです。
今でこそインターネットが普及し、無知の数は限りなく少なくなってきたようにも思います。
それでも、私たちの前には「知らないこと」の方が多いのが現実ではないでしょうか?
この映画では親として、人として知らないことと向き合う上で大切なことを教えてくれているように思います。
特に、僕自身がこの映画を通して注目したポイントは主人公がバレエの学校の試験に臨むため、父とバスに乗って会場に向かっていく中のシーンでした。
ロンドンってどんなところ?と聞く主人公。 それに対して、何も答えられない父。 そんな父に対して、主人公が言い放った一言がありました。
ここに、「知らないこと」に対する姿勢の差が人生の選択肢の幅を決めることを決定的に感じていました。
どんな言葉なのか。ぜひ映画を観て、確かめてみてくださいね。
4.最後に
皆さんは、自分が知らないこととどう向き合っていますか?
全てのことを知ろうとしても、きっと時間が足りないことでしょう。
ですが、知ろうとしなければ人生の選択肢の幅は大いに狭まってしまいます。
だからこそ私たち、映画で語るキャリア塾では 映画を介して”世界”を”未来”を、そして”自分”を語り合う場を作っています。
映画は他者の人生を追体験することで、様々な経験を疑似体験することができます。
人の人生を通して、自分自身の人生を豊かにするためのアイデアを得ていく。そんな習慣を共有していくことができれば嬉しいです。
それではまた!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
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